農業から福祉へ

こんにちは。

新潟成年後見相談センター センター長の行政書士 播磨 史雄です。

いつもブログを読んで頂き感謝です。

昨日は脱水症状に気をつけてという注意喚起をしていましたが、私自身が昨日の夜にバスケットをしている最中に熱中症気味になってしまいました。暑い体育館の中、窓を閉め切っていたためか少し具合が悪くなってしまいました。こまめな水分補給は行っていたのですが、異常な暑さに身体の熱が逃げなかったのでしょうか。暑い時には我慢せずにクーラーを点けるなどして体の温度を下げるのも大切ですね。

さて、先日新潟市国家戦略特区に関する勉強会に参加しました。

新潟市国家戦略特区とは、日本経済の再生に向けたアベノミクスのいわゆる第三の矢である「新たな成長戦略」の要として、国家戦略としてふさわしいプロジェクトを推進することにより、「民間投資の喚起により日本経済を停滞から再生へ」導くことを目的としています。
 この目的を達成するために、大胆な規制改革等を実行し、国・地方・民間が「三者一体」となって、日本を「世界で一番ビジネスのしやすい環境」にすることを目指しています。
 本市は、これまでの太平洋側に偏った国土づくりを脱却し、成長著しい東アジアの活力を取り込むことが日本経済再生の「カギ」になると考えており、本州日本海側唯一の政令市新潟から国家戦略特区を活用し、本市の持つ農業や食品産業の力をさらに発揮するとともに、拠点性を高めることが、我が国の再興に寄与すると考えています。※新潟市のホームページの原文を引用

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というものです。

農業が成年後見となんら関係の無いように思えますが、その中で興味深い内容がありました。

現在は農業の生産・加工・販売等の6次産業と言われる分野に力を入れて新潟市は取り組みを行っていますが、今後は福祉・医療・教育・子育ての4要素を加えた10次産業化を目指しているとのことです。

障がいのあるお子様を持つ親御さんの悩みは、自分たちが亡くなった後の子供の心配です。

特に障がい者の雇用は国として課題となっています。現在障がい者を受け入れる雇用先は数が多いとはいえない状況にあります。この10次産業化はその中の解決策として期待が持てます。

先日ローソンが新潟市に農業法人を立てお米を生産し加工するという計画が発表されました。これに続き様々な企業が新潟市に参入することによって雇用の面で新潟の発展に繋がれば良いと思います。

親御さんも自身の子供が職に就き、成年後見人のサポートを受けながら独立するような環境が整えば安心できるはずです。

まだ10次産業化は構想の段階ではありますが、今後の展開に期待したいと思います。