空き家

こんにちは。

新潟成年後見相談センター センター長の行政書士 播磨 史雄です。

いつもブログを見て頂き感謝です。

昨日仲間で食事に行った地元の居酒屋で、流しそうめんのイベントをしていました。
恥ずかしながら流しそうめんを食べた経験が無く、年甲斐にもなく楽しんでしまいました。
見て涼み、食べて美味しいという日本の伝統文化を堪能しました。

 

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さて、昨日こんな記事を目にしました。

総務省が29日発表した2013年10月1日現在の住宅・土地統計調査結果(速報)によると、住宅の全国総数6063万戸のうち820万戸が空き家で、空き家の割合は13.5%と、08年の前回調査と比べ0.4ポイント上昇し過去最高を更新した。総住宅数は305万戸、空き家数は63万戸それぞれ増え過去最多。
 空き家率上昇の背景には、住宅を撤去して更地にすると固定資産税の軽減措置が受けられなくなるため、相続した住宅をそのまま空き家にしているケースが増えたことや、地方から都市部への人口流出があるとみられる。同省統計局は「今後高齢化が進み、亡くなる方も増えていく。空き家対策がより必要になる」としている。
 都道府県別に見ると、山梨の22.0%が最も高く、次いで長野の19.8%、和歌山の18.1%が高かった。
 逆に宮城は東日本大震災前の前回調査の13.7%から9.4%に下がり全国最低。家を失った被災者が民間の空きアパートなどに入居した影響とみられ、福島も13.0%から11.7%に低下した。
Yahooニュースより引用http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140729-00000134-jij-bus_all

新潟県の空き家率は13.6%と全国平均並みではありますが、ここ新潟市西区を見ても空き家が目立ってきたように感じます。主な原因は記事にある通り、核家族化による地方への若者の流出の点が大きい様です。
また、相続により遺産を分ける時には、遺産分割協議を行う必要があります。その際、相続人の中に認知症の方がいる場合は、成年後見制度を利用して遺産分割協議を行わなければなりません。
遺産分割協議は相続人全員の意思表示が必要になります。成年後見制度の利用には時間と費用がかかるために遺産分割協議を敬遠してしまい、空き家の状態にしている。というのも原因のひとつかと思います。
そのままの状態にしておいてもすぐには問題は生じないかもしれませんが、子供、孫やひ孫の代になってから成年後見制度を利用すること以上の手間と費用がかかるのは間違いありません。
ご自身の手で解決できるときに解決してしまった方が良いかと思います。

抜本的な空き家対策ではありませんが、空き家対策としてひとつの面白い取り組みが新潟県でも展開されています。
私の知り合いに空き家を活用したシェアハウスやゲストハウスをプロデュースしている方がいます。家賃は1万5千円~2万円と安く設定しているので、利用もしやすく、また、ひとつの建物に若者が集まり、様々な知識や意見を交換しあえる場所として人気があります。この様な形もひとつの空き家対策として今後大切なのかもしれませんね。

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